
源氏物語千年紀に合わせ、たくさん源氏物語関連図書が発行された
中からの一冊。「姫君たちの京都案内」は、藤壺、紫の上、六条御息所、
浮舟、夕顔ら登場人物が、「源氏物語」の舞台となった京都を紹介する
ものです。
たとえば、紫の上が「なにがし寺」ではないかとされる大雲寺を、
六条御息所が六条院や賀茂祭などを案内します。姫君たちは姫君らしく、
源氏への想いとうらみごとを軽く交えながら、自分たちの側から見た物語の
内幕や、場所にまつわる思い出を語ります。光源氏も言い訳しながら登場
しています。巻末の“紫式部とたずねる京都「源氏物語」ツアー”では、
洛中、洛北、賀茂、洛東、宇治などの地域別に行事や拝観料から交通案内
まで、詳しく紹介されていますが、鞍馬寺についての紫式部の『ふ~っ、
山門から金堂までなんて遠いのかしら。清少納言が「近くて遠い」っていって
ましたけれど本当だわ。わたくし清少納言って大嫌いですけど、これには同意
いたします。ケーブルに乗ればよかった。』というようなコメントもついています。